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2020/09/30

世界35億人をゲームでつなげる。僕が日本で起業する理由

  • #海外
  • #ゲーム
  • #起業ストーリー

2020年9月、会社設立・100億円の調達発表と同時にユニコーン入りを果たしたスタートアップ企業がいる。インスタントプレイゲーム開発のPlaycoだ(速報記事はこちら)。

INITIALは日米から集結したPlaycoの共同創業者4名に独占インタビューを敢行。第一弾として創業者・CEOのマイケル・カーター(Michael Carter)氏のインタビューをお届けする。

マイケル氏は、米国出身の起業家で、以前米国と日本でゲーム開発者向けに技術を提供する企業を経営していた。なぜ、新たな会社でゲーム市場に参入するのか。起業の場として米国ではなく日本を選んだ理由は。

「日本のエコシステムにも貢献していきたい」と語る彼から、ニューゲーム企業が誕生するまでの軌跡に迫る。

CONTENTS

ゲーム技術会社から開発会社へ。メッセージを送る感覚で、世界中誰でも簡単にプレイできるゲームをつくる

マイケルさんは新たに創業したPlaycoの前身となるGame Closureの創業者でもありました。以前からある会社でミッションを追い求める選択肢もあったなか、新しく会社を始めた理由は何ですか。

PlaycoとGame Closureはミッションもビジネスモデルも全く異なります。

Game Closureは主にゲーム開発者向けの技術重視の会社でした。ユニコーン企業ではありませんでしたが、一定の収益も上げておりそこそこ成功している企業でした。しかし、ある時、会社をEXITするか、新しいことをやるか決断に迫られたのです。

その時に私たちが考えていたのは、ゲームエンジンの技術ではなく、この技術を使って何ができるかに焦点を当てた会社を作ることでした。コンテンツ主導のビジネスモデルに転換し、経営陣、投資家もよりミッションに合う形で再構築した方が良いと判断し、新しくPlaycoを設立しました。現在は新しい投資家、経営陣、パートナーを迎えています。

Game Closureの投資家には説明責任を果たすため、経緯を説明して協議の上で、納得頂ける形を模索しました。Game Closureは解散しましたが、Playcoで技術や一部の従業員を引継いでいます。また、新たにゲームデザイナー、ゲームアーティスト、プロデューサーも採用しています。

Playcoのミッション「プレイを通じて世界の人々をより近づける」には、どのようにたどり着いたのですか。

現在、世界中で起きている事実として、35億人が毎日スマートフォンから情報にアクセスしています。デジタルのおかげで人々の距離は近付いていけるのに、現実ではおかしなことに人々の距離が離れています。

世界でヒットしているモバイルゲームをみても、収益を上げているのはひとりで遊ぶRPGなどのゲームが中心です。

でも人間は根源的な欲求として、人とのつながりや社会性を求めていると考えています。歴史的にも、人間は常に何らかのゲームをして生きてきましたしね。

世界中の人々がスマートフォンを持ちながらも距離が離れている今だからこそ、一緒にゲームをプレイすることが世界や人類のためになるのではないか。

そう考え、ミッション「プレイを通じて世界の人々をより近づける」に至りました。

ゲーム(名詞)を動詞にすると「Play(遊ぶ)」です。社名はゲームをプレイする会社(company)を意味する、「Playco(プレイコー)」にしました。

電話(Call、Phone)は名詞でも動詞でも両方使いますよね。ゲームも同様に、人々の生活で当たり前になれば、将来「I game you」のように動詞として使われるのではないでしょうか。

具体的にどうやって世界中の人々がプレイできるゲームを提供する予定ですか。

デバイス上でのダウンロードなしですぐにプレイできる、インスタントプレイゲームを提供していきます。

複数人でゲームをしたくても、これまでは高いハードルがありました。ゲームをインストールし、登録する必要がある。これだけでも親世代にとってはかなり難易度が高いのではないでしょうか。技術的な制約があり、インストールが必須のケースが多いからです。

スマホ上で電話やテキスト、スタンプを送るのは、誰でも簡単にできます。なぜゲームも同じようにいかないんだろう?と考えました。私たちが実現したいのは、「ゲームを選ぶときに一緒にプレイする人も選び、メッセージを送る感覚で一緒にゲームをする」体験です。

技術的な制約を解消し、ボタンを押すだけで簡単にゲームが始められるようになれば、誰でも簡単にプレイができますよね。

Playcoゲームのスクリーンショット(写真:Playco提供)

「このボタンを押せば、みんなでプレイできるよ」ーこのシンプルさが私の友人や家族など、技術的バックグラウンドを持たない人たちに響きました。ミッションがどれだけ重要かを証明するエピソードです。

私は以前Game Closureで、ダウンロード不要でゲームをプレイできる技術開発に取り組んでいました。この技術がPlaycoのミッションに直結すると気づいた時、「必要なものは全て揃った」と感じたのです。

これがPlaycoの原点です。

3億人以上のユーザー獲得。すぐに遊べるインスタントプレイゲームの可能性

あなたが「インスタントプレイゲーム」の可能性に気づいたきっかけは何ですか。

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