新型コロナウイルスの影響で学校、予備校が休校となり注目を集める「教育」。子どもに良質な教育を提供し続けるための手段として、EdTechへの期待もかつてないほど高まっている。
EdTechスタートアップの資金調達環境を見ると、2020年第一四半期の時点で既に累計調達額は30億ドルを突破。今年に入ってからは新たに3社のEdTechユニコーン(評価額10億ドル以上のスタートアップ)が誕生している。
「テクノロジー」は教育にどう活用されているのか。新しい教育の形を提供するEdTechスタートアップの今を、海外と日本の事例から見ていこう。
グローバルでは2015年から急成長。EdTechスタートアップの調達環境
グローバルのEdTechスタートアップの資金調達額推移を確認すると、昨年のEdTechスタートアップの資金調達額は70億ドルであった。2014年までは緩やかなペースでの成長を続けていたが、2015年から資金調達額が大きく増加している。
2020年は、第一四半期の時点で既に30億ドルの資金調達が行われている。
2020年1Qの資金調達額を大きく押し上げたのは、中国のオンライン学習サービス「Yuanfudao(猿輔導)」の調達だ。東アジアと東南アジアを中心に投資するプライベートエクイティのHillhouse Capitalをリードインベスターとし、今年3月にシリーズGで約10億ドルの資金調達を行った。
Yuanfudao以外にも、2020年はユニコーン企業の活動が活発だ。
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