大学発新産業創出プログラム(START)大学・エコシステム推進型 大学推進型(旧:SCORE大学推進型)

ベンチャー支援国立研究開発法人科学技術振興機構
カテゴリその他
説明大学の主に産学連携部門が、所属大学の研究者等の技術シーズを基にした起業やSTARTへの申請に向けて、学内の研究開発課題の募集・選考・起業活動の支援を推進。
関連リンクhttps://www.jst.go.jp/start/univ-promo/index.html

支援先スタートアップ一覧24


スタートアップJVR Industry設立従業員数備考
株式会社Mediest医療・ヘルスケア ICT2021/07/06大学推進型 採択年度:令和2年度(2020年度) プロジェクト名:生体由来波形データおよび画像データを使用した疾患診断用マルチモーダル人工知能(AI)の開発(プロトタイピングおよびバリエーション追加試験) 研究代表者:神戸大学 大学院医学研究科 大学院生(循環器内科) 西森 誠 概要:研究代表者は、医療情報の中で生体由来波形データ(心電図等)をベースとした人工知能モデルの開発・研究を行ってきた。また、複数のモダリティ(波形データおよび胸部レントゲン写真等の画像データなど)の医療情報を同時に使用する疾患診断用マルチモーダル人工知能モデルの開発・研究も行っている。今回は、本学附属病院の症例を用いて作成したAIツールの実用化にむけ、(i)学習サンプルデータの追加、(ii)アプリケーションの実装(プロトタイピング)、(iii)他院でのバリエーション追加試験、(iV)他疾患でのバリエーション追加試験を行う。
MED R&D株式会社バイオテクノロジー2021/04/091大学推進型 採択年度:令和2年度(2020年度) プロジェクト名:創薬支援プラットフォームの構築と天然物由来創薬ライブラリの開発 研究代表者:筑波大学 生命環境系 教授 礒田 博子 概要:天然物由来創薬開発を通じて持続可能な健康社会を実現するという課題を解決するために、天然化合物あるいは天然物由来化合物の機能性研究の成果を基に、機能性評価解析手法である40以上の多様なバイオアッセイ(抗酸化、抗炎症、神経機能、生活習慣病予防、皮膚機能、抗老化、安全性等)、抽出・成分分析、疾患モデルマウスを用いた前臨床試験、ヒト組織を用いた動物試験代替試験、ヒト介入試験までの一気通貫型の創薬支援プラットフォームの構築を行い、医薬品企業などを顧客とした創薬支援ビジネスについて検討する。 また、機能性エビデンスを獲得している食薬資源由来天然化合物ライブラリを基に、天然物創薬シーズの開発と製薬企業等への導出に向けて検討する。
Qolo株式会社医療・ヘルスケア2021/04/263大学推進型 採択年度:令和2年度(2020年度) 研究開発課題名:受動型姿勢変換を実現する外骨格機構を有する立位移動車椅子の開発 研究代表者:筑波大学 システム情報系 教授 鈴木 健嗣 概要:研究代表者は、世界で初めて受動要素により随意的な立位・座位姿勢変換を実現し、全く新しい立位移動車椅子(Qolo)の研究に従事してきた。これによりユーザの残存機能を最大限に活用することで、随意的な姿勢変換を実現し、生体に親和性の高くかつ経済的にも優れた新しい製品の創出を目指す。これまで、多くのエンドユーザ試験により安全性と実用性を示してきた。この技術を社会実装するため、本研究開発では、1)ユーザヒアリングと当該分野の専門家によるコンサルテーションを含めたビジネスモデルの精緻化、および、2)ビジネスモデルの妥当性向上に寄与する試作機の原価低減、および乗員のみならず周囲の人々の安心感検証を行うための試作機を構築する。
ハインツテック株式会社医療・ヘルスケア2021/07/012大学推進型 採択年度:令和2年度(2020年度) 研究開発課題名:高効率な細胞内物質導入スタンプおよび顕微鏡搭載システムの事業化検証 研究代表者:早稲田大学 大学院情報生産システム研究科 准教授 三宅 丈雄 概要:本提案は,従来機器による実現が困難であった細胞内への物質導入および細胞からの物質抽出を実現する複合ナノチューブ薄膜とスタンプキットの開発に加え,市販の顕微鏡に搭載可能なスタンピングシステムを事業化する取り組みである.本課題で利用するコアな技術は,申請者が単独特許として権利化した技術シーズを利用するものであり,主にライフサイエンス分野の研究開発者に利用して頂く試作機を開発することを具体的な目標とする.さらに,開発サポート機関が主催するハンズオン的支援やアクセラレータープログラムに参加することで,最終的な製品「細胞内物質導入スタンプおよび顕微鏡搭載システム」を事業化するための市場調査やライフサイエンス機器としてのコンセプトを決定することで,本研究課題を完成させる。
株式会社日本消費者深層心理研究センタービジネスサービス2021/03/31大学推進型 採択年度:令和2年度(2020年度) プロジェクト名:消費者の深層心理を探求するための技法の開発~コラージュ法に焦点を当てて~ 研究代表者:神戸大学 人間発達環境学研究科 准教授 伊藤 俊樹 概要:マーケティングリサーチにおいては、従来アンケート調査等を用いた量的研究が主流であったが、消費者の心理を質的に研究する流れも近年出てきた。本研究では、臨床心理学において人の無意識を知るために用いられる技法である投影法を用いることによって、従来の質的分析を更に一歩進めて、今まで探ることのできなかった消費者の深層心理・無意識を探る技法を確立することを目的とする。投影法には色々あるが本研究では、特に臨床心理学で用いられるコラージュ法を消費者の深層心理を探求する技法として応用し、消費者の深層心理・無意識を探求する技法として実証的に研究し、消費者の深層心理・無意識を探求する有効な技法として確立することを目指す。
レラテック株式会社ビジネスサービス2020/11/118大学推進型 採択年度:令和2年度(2020年度) 研究開発課題名:気象モデルWRFを用いた洋上風況調査手法の実用化 研究代表者:大澤 輝夫(神戸大学 海事科学研究科 教授) 概要:洋上風力発電所建設に向けた風況調査においては、数値モデルを用いて風況シミュレーションを実施することが一般的になりつつある。これまで陸上の風況調査で多くの実績を有する数値流体力学(CFD)モデルに比べて、風況が大気安定度に大きく依存する洋上においては、熱力学的過程を考慮できる気象モデルの使用が合理的であると考えられる。しかしこれまで両モデルの洋上風況推定精度を直接的に比較した研究例はほとんどない。そこで本研究では、申請者らが研究を進めている気象モデルWRF(the Weather Research and Forecastingmodel)の精度をCFDモデルと比較することにより、その有用性を立証すると共に、WRFを用いた洋上風況調査の実用化に向けた実務環境整備に取り組む。
CrestecBio株式会社バイオテクノロジー2021/12/090大学推進型 採択年度:令和2年度(2020年度) プロジェクト名:重症虚血性脳卒中で生じる活性酸素種を標的としたレドックスナノ粒子による神経保護療法の開発 研究代表者:筑波大学 医学医療系 講師 丸島 愛樹 概要:脳主幹動脈が閉塞する重症虚血性脳卒中では、再開通治療後に急増する活性酸素種が脳虚血再灌流障害を起こし、転帰不良となる。レドックスナノ粒子は、過剰に産生された活性酸素種を効果的に消去できる神経保護薬として開発され、マウス脳梗塞モデルにおいて死亡率減少、脳梗塞抑制、神経症状改善効果を示した。その機序は、ナノ粒子が脳梗塞病変部において血液脳関門と神経細胞の細胞質において作用する神経血管保護効果であった。令和2年度SCORE事業では、ヒトへの外挿性が高い治療モデルと評価系のサル脳梗塞モデルを用いて、薬剤の脳梗塞病巣への投与法を確立し、有効性と安全性試験により非臨床POC取得を取得する。
Ussio lab.株式会社消費者向けサービス・販売2021/11/24大学推進型 採択年度:令和2年度(2020年度) プロジェクト名:アミノ酸ハイブリッド型食塩の機能と用途開発の検証 研究代表者:早稲田大学 理工学術院 教授 中尾 洋一 概要:われわれが独自に開発した『アミノ酸ハイブリッド型食塩』は、海底湧海水を原料としてにがりを取り除くことなく製塩したものであり、海水のミネラル成分組成を損なうことなく、かつ塩化マグネシウムによる苦みを抑えたおいしい塩となっている。本技術により、減塩効果による血圧降下作用が期待でき、にがり成分による便通改善や骨粗しょう症予防などの機能性も期待できる“おいしい塩”の製造が可能となった。本研究開発では、この『アミノ酸ハイブリッド型食塩』を機能性食品へと応用展開するために用途開発と成分組成の最適化を目指す。
マイキューテック株式会社産業・エネルギー2022/01/040大学推進型 採択年度:令和2年度(2020年度) プロジェクト名:ポリマーマイクロビーズの代替としてのシルクマイクロ球体 研究代表者:筑波大学 数理物質系 教授 山本 洋平 概要:SDGsの実現に向けた活動と相まって、マイクロプラスチック削減の動きが活発化している。本開発研究では、合成ポリマービーズの代替として、天然素材であるシルクからなるマイクロ球体について検討する。シルクマイクロ球体を使用することにより、洗浄廃液による環境負荷の低減、人体へのアレルギー反応等の低減、光の散乱、再帰反射、吸収による美白、紫外線防護効果などが期待できる。本課題では、シルクフィブロインからなる球状マイクロ構造体の形成に関して特許化し、大スケールでの製造プロセス開発を行う。また、シルクマイクロ球体の光学特性を利用した化粧品や日用品への添加による効果を示し、実用化に向けた検討を行う。さらに、シルク以外の天然ポリマーによるマイクロビーズ形成と応用についても検討する。
株式会社こころみ医療・ヘルスケア2022/04/130大学推進型 早稲田大学 採択年度:令和2年度(2020年度) プロジェクト名:アニマルストレスセンサー 研究代表者:早稲田大学 ナノ・ライフ創新研究機構 上級研究員 大橋 啓之 概要:動物の唾液から簡便にストレスホルモンを検出しその変化を分析し適切な情報フィードバックを行うことにより、動物たちにストレスがもたらす様々な異常を事前に捉えて解消するセンサーを開発する。このセンサーは、10マイクロリットルというわずかな唾液等の分泌物から1分以内に複数種類の分子マーカーを同時検出するもので、すでに人の唾液を用いた基礎実証実験に成功している。この技術の事業化予備調査では畜産・ペット業、および魚養殖業向けに有望な市場が存在することが判明した。本研究では、ビジネス化に必要なセンサーばらつき要因の解明、および動物の唾液から効率的にストレス物質を検出するためのセンサモジュール開発を行い、牛を用いた実証実験を行うことで事業化の準備を進める。
株式会社Functionビジネスサービス2022/01/11大学推進型 神戸大学 採択年度:令和3年度(2021年度) プロジェクト名:人流ビッグデータの効率的な活用を目的とした フレームワークの開発 研究代表者:神戸大学 大学院工学研究科 特命助教 安田 昌平 概要:近年、スマートフォンの普及や情報通信技術の革新により、人々の移動・滞在を記録する人流データが豊富に収集されるようになった。人流データは都市や交通などの多様な分野においてその活用が期待されている。しかし位置座標の点列形式で取得される人流データは、道路地図データへの紐付け処理等を行わなければ数理モデルの活用が困難な上、データサイズが膨大になる傾向のある、扱いの難しいビッグデータである。本研究課題は、実社会における人流データの活用を促進するため、機械学習や空間統計学を用いて人流データの特徴量を効率的に学習し、交通シミュレーション等の数理モデルを容易に活用可能とするフレームワークを開発することを目的とする。
株式会社Closerビジネスサービス2021/11/299大学推進型 筑波大学 採択年度:令和3年度(2021年度) 研究開発課題名:多品種少量の単純作業の置き換えに特化したロボットシステムの開発と実証実験 研究代表者:筑波大学 理工情報生命学術院 システム情報工学研究群 知能機能システム学位プログラム博士前期課程2年 樋口 翔太 概要:人手不足の解決策とされるロボットによる自動化は重工業やエレクトロニクス産業では進む一方で、とりわけ食品・化粧品・医薬品などの三品産業では進んでいないことが課題となっている。現在のメーカーが発売するロボットを用いてSIerが導入するロボット導入の産業構造は、重工業等の大量生産のニーズに対応してきたが、同様に三品産業でニーズの高い少量多品種の自動化を考えると、コストや専門知識、設置スペースが必要であることが導入障壁となっている。本研究開発課題では、工場ラインの包装・充填(ピックアンドプレース)に自動化対象を絞り、同一アルゴリズムで多品種少量生産の自動化が可能なロボットを開発することで、インテグレーションの工数を大幅に削減するなどして導入障壁の解消を目指す。
Vesica Corporation医療・ヘルスケア ICT大学推進型 筑波大学 採択年度:令和3年度(2021年度) プロジェクト名:人工知能を利用した見逃しも見落としも防ぐ膀胱内視鏡検査支援システムの事業化 研究代表者:筑波大学 附属病院 泌尿器科 病院講師 池田 篤史 概要:膀胱がんの診療に必須の膀胱内視鏡検査は、客観性が乏しい。観察記録は実施した医師の技術や経験の差により、その質にばらつきが生じており、検査画像の正確な位置や付随情報は、医療者間の共有に不向きである。私たちは、膀胱内視鏡検査時の漏れによる“見逃し”、観察していたのに診断できなかった“見落とし”を防ぐ膀胱内視鏡検査支援システムの技術開発を行っており、泌尿器科専門医と同等レベルの診断精度を確認している。膀胱内視鏡システムにプログラム医療機器として組み込むことで、医師の検査を支援し、内視鏡メーカーに対するライセンシングとクラウドベースの従量課金によるビジネスモデルに基づく事業化を目指す。
株式会社アクコムコンピューター - ハードウェア2022/05/16大学推進型 大阪工業大学 採択年度:令和2年度(2020年度) プロジェクト名:農業生産現場における経営改善のためのIoTデバイス、シミュレータの開発 研究代表者:大阪工業大学 工学部 環境工学科 教授 皆川 健多郎 概要:農業の担い手不足や耕作放棄地の増加が問題となっている農業生産現場で必要となる技術の開発と実装を行い、それらを用いた効率的な農業経営の改善についての研究を実施する。本研究は、①安価なIoT(InternetofThings)デバイスの開発、②蓄積されたデータを解析するシミュレータの開発、ならびに③最適な作業計画を提案することにより、日本各地の農業の労働生産性と土地生産性を向上させることを最終的な目標とする。本研究では、500枚以上の圃場を有する大規模農業生産法人の協力のもと実地検証を行う。「GAPファンド」による研究実施期間終了後は、本提案の研究成果をもとに大学発ベンチャーとして法人設立することを予定し、本研究シーズが多くの農業生産法人へ広く用いられるように技術移転を目指す。
DsD合同会社ビジネスサービス2022/04/01大学推進型 神戸大学 採択年度:令和3年度(2021年度) プロジェクト名:食のバリューチェーンを対象としたシステム情報技術の実世界展開 研究代表者:神戸大学 大学院システム情報学研究科 教育研究補佐員 舟橋 健雄 概要:本研究は、本学大学院システム情報学研究科・藤井信忠准教授が研究開発し、個別の企業や農業現場でも具体的な成果が出始めているシステム情報技術を、飲食サービス業や農業を中心とした食のバリューチェーン全体に汎用化した形で適用し、最適な人材配置や意思決定を支援し、生産性向上に貢献するコンサルティングサービスとしてビジネス化することを目指すものである。 これにより、コロナ禍で人員を最小限にしながら最大の顧客満足度を目指す飲食サービス業や農家の意思決定・収益改善に資するとともに、ポスト・コロナ時代における新たな大学発ビジネスの姿を探るものとする。
株式会社ビヨ・ファーマ消費者向けサービス・販売2022/06/01大学推進型 神戸大学 採択年度:令和2年度(2020年度) プロジェクト名:CT画像解析に基づく大動脈解離のAI診断を用いた診断システムの開発 研究代表者:神戸大学 医学部附属病院 助教 辻本 貴紀 概要:本研究では非造影のCT画像を基に大動脈解離を正確に診断するアルゴリズムを構築し、専門医の有無にかかわらず全ての施設で大動脈解離の正確な診断を行うことができることを目的とする。大動脈解離の診断では、診断の時間的制約が高く、地域による診断格差が致命的になりうる。この点において大動脈解離の診断アルゴリズムのいち早い確立が望まれる。当院での豊富な大動脈解離のCTデータ及び治療経過を基に高精度のアルゴリズムを構築し、CTの診断ソフトウェアの一つの機能として世界にシェアを拡大すれば、急性大動脈解離により命を失う患者を減らし、医療従事者の負担軽減にもつながる。そしてそのアルゴリズムを核とした大動脈解離のAI診断を用いた診断システムを開発することが目的となる。
合同会社ゆいまーるイノベーションコンピューター - ソフトウェア2022/12/092大学推進型 大阪工業大学 採択年度:令和3年度(2021年度) プロジェクト名:分散センサに基づく危機管理AIシステムの実現、及び事業化 研究代表者:大阪工業大学 情報科学部 情報知能学科 教授 尾崎 敦夫 概要:大規模なイベント会場や商業施設等にセンサを分散配置し、対象空間内の人数分布および人流をリアルタイムに取得することで、混雑状況を把握および予測する。そのデータを、三密回避等の感染症対策や、有事(地震や台風、水害等)の際の、安全で効率的な避難誘導などのために活用する。また、平時においても、このデータを、店舗の最適配置や個別イベントの適時適所開催等を行うために活用する。このように平時~有事において、来場者の安全・安心や、イベント・施設運営者の効率的な経営を支援するための方式・システムを開発し、システムのレンタルと情報提供を行うサービスプロバイダーでの起業を目指す。
BioPhenolics株式会社バイオテクノロジー2023/02/016大学推進型 筑波大学 採択年度:令和4年度(2022年度) プロジェクト名:芳香族化成品原料のバイオ生産技術の開発と事業化 研究代表者:筑波大学 生命環境系 教授 高谷 直樹 概要:汎用化成品や工業材料の脱石油化とバイオマス代替は地球規模の解決課題である。本研究開発は、脱石油化時代のナショナルセキュリティとなる石油由来の芳香族原料をバイオマスを原料として代替生産する技術を開発し、持続可能な社会の確立に貢献する。具体的には、代表者のシーズである様々な芳香族原料の微生物生産プラットフォームを実生産菌に導入し、複数の芳香族原料のパイロット生産と試作を行う。予備的な調査から現在もっとも実用化を期待している化合物については、上記とともに、開発技術の知財化、ビジネスモデル策定、顧客開発等を進め、バイオ芳香族で人と地球を救うミッションを担う企業を設立する。
株式会社BioPhenoMAバイオテクノロジー2023/04/183大学推進型 早稲田大学 採択年度:2022年度 プロジェクト名:極微量タンパク質測定による抗がん剤スクリーニングシステムの開発 研究代表者:早稲田大学 教育・総合科学学術院 教授 伊藤 悦朗 概要:研究代表者はこれまで極微量タンパク質を検出する超高感度測定法を開発してきたが、最近の研究成果において、がん細胞が放出する小胞(エクソソーム)に含まれる極微量の特定タンパク質が、周囲の細胞をさらに悪性化させてしまうことなどを見出し、その特定タンパク質を検出することが新規の抗がん剤スクリーニング法として利用できることが分かった。これは現在使用されている核酸の計測ではほぼ不可能である。そこで、本研究開発では我々の技術をこの薬物スクリーニングに応用するビジネスモデルを提出する。今回は一例として抗がん剤をターゲットとしているが、他の薬剤に対しても十分に応用可能であり、汎用性が高い提案である。
光オンデマンドケミカル株式会社バイオテクノロジー2024/04/011大学推進型 神戸大学 採択年度:2023年度 プロジェクト名:光オンデマンド合成法によるポリマーや医薬品原料の安全で安価なエコ生産システムの事業化 研究代表者:神戸大学 理学研究科 准教授 津田 明彦  概要:本課題では、当グループが開発した「ハロカーボンを原料とする光オン・デマンド有機合成法」の事業化に向けた研究開発に取り組み、化学品生産で使用するための製造システム・安全設備・ライセンス・ノウハウおよび技術指導のパッケージを国内販売するための事業立ち上げを企てる。加えて、ユーザーを先導することを目的に、当該合成法を用いて合成することができる化学品の自社での受託製造、およびオリジナル化合物の製造販売に向けた研究を実施する。大学発ベンチャー企業を立ち上げ、ホスゲン化反応によって合成することができる種々の有用化学品を取りそろえ、国内化学産業の発展への貢献を目指す。
FabSense株式会社半導体/その他電子部品・製品2024/02/16大学推進型 筑波大学 採択年度:2023年度 プロジェクト名:使い捨て可能であらゆる形状に適応可能な次世代触覚センサ「FabSense」の事業化に向けた多機能化 研究代表者:筑波大学 人間総合科学学術院 人間総合科学研究群情報学学位プログラム 博士前期課程2年 皆川 達也 概要:我々は素材そのものをセンサ化し、素材が触られることによって生じる変化をワイヤレスで読み取ることで触覚を知覚する次世代触覚センサ「FabSense」の事業化に向けた検討を行う。本触覚センサの最大の特徴は、型成形可能な素材そのものを触覚センサ化できる点と製造した触覚センサが元となる素材の性質を引き継ぐ点である。型成形という既存の製造プロセスを流用できるため大量生産が容易であり、センサ形状の自由度が高いため、身の周りに存在する大量生産されている様々な製品に触覚機能を比較的容易に組み込むことが可能である。本プロジェクトの期間では、次世代触覚センサ「FabSense」の普及促進に向けた研究開発及び、ビジネス化に向けた市場調査を行う。
Wellness AP Science株式会社バイオテクノロジー2024/05/091大学推進型 早稲田大学 採択年度:2022年度 研究開発課題名:細胞の内在的賦活化による革新的健康・美容産業を創出するオートファジー活性化食品や製品の事業化 研究代表者:早稲田大学 人間科学学術院教授 原 太一 概要:わが国で急速に進む少子高齢化により、健康寿命の延伸やQOLの向上など、豊かな人生を送る事への社会的関心が高まっている。また近年では、消費者の健康におけるニーズが多様化しており、従来の健康に加え、美容や妊活など多岐に及んでいる。細胞の内在的品質管理システムであるオートファジーの活性化は、様々な疾患の予防、健康寿命の延伸、育毛や肌質の向上、妊娠率の向上と関連することが示されており、健康寿命の延伸やアンチエイジングの切り札としてオートファジーに関心が高まっている。そこで本事業モデルでは、研究代表者の発見しているオートファジーを活性化する食品成分・天然化合物とこれまでの研究で培った研究資材を基礎に、オートファジーを調節する機能性食品やサプリメント、美容品を開発し、「細胞再活性化による健康・QOL向上製品」という新規の市場を構築することを目指す。
株式会社Food&Exercise Labビジネスサービス2024/10/10大学推進型 大阪工業大学 採択年度:2020年度 研究開発課題名:「機能性表示食品」取得を目指した臨床試験研究と成果物・検証プロセスの社会実装・事業化 研究代表者:大阪工業大学工学部 総合人間学系教室 講師 西脇 雅人 概要:本研究では、天然白ハチミツの定期摂取効果を検証する大規模臨床試験と更なる食品成分の検証を進め、科学的根拠を蓄積した上で、消費者庁への「機能性表示食品」の申請・認可、食品販売への関与を目指す。また、より科学的根拠が蓄積された後には、「特定保健用食品」への申請・認可を目指す。また、こうした基礎から臨床までの一連の研究による科学的根拠の創出とこの認可申請プロセスは、企業が「機能性表示食品」の認可申請および認可取得を目指す過程において、極めてニーズが高く、申請者らの研究成果の直接的な活用が想定される。
株式会社麹ラボバイオテクノロジー ICT2024/12/01大学推進型 筑波大学 採択年度:2022年度 研究開発課題名:人と地球をヘルシーにする麹菌による代替プロテインの開発と事業化 研究代表者:筑波大学 生命環境系 准教授 萩原 大祐 概要:地球環境負荷や食糧危機を背景に、畜肉に代わる植物を利用した代替肉の市場が急拡大している。代替肉の新たな選択肢の必要性から、申請者らは、古来より醸造に用いられてきた麹菌を有望な次世代タンパク源として着目する。本研究開発では、培地原料の検討、成分分析に加えて、麹菌の培養菌体が持つ健康機能性を明らかにし、さらに安心安全という価値を与えることを目指す。麹菌プロテインの製品思想をより鮮明にし、消費者に対して訴求力の強い、持続可能な食材に仕立てる。この成果から、我々が生産する麹菌代替肉のブランド化を目指し、多様な企業パートナーと連携可能な価値の高い食材の生産技術を確立し、これらの独自技術をもって事業化する。