2020年度 地域共創・セクター横断型カーボンニュートラル技術開発・実証事業(CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業)

ベンチャー支援環境省
カテゴリ公募、補助金
説明CO2排出削減技術の高効率化や低コスト化等のための技術的な課題を克服し、優れたCO2排出削減技術を生み出し、社会に実装していくことで、将来的な地球温暖化対策の強化につなげることが極めて重要である。 一方、民間に委ねるだけでは必要なCO2排出削減技術の開発が必ずしも十分に進まないことから、本事業により、将来的な地球温暖化対策の強化につながるCO2排出削減効果の優れた技術の開発・実証を主導し、CO2排出量の大幅な削減及び地域循環共生圏の構築を目指す。 また、二次公募よりアワード型イノベーション発掘・社会実装加速化枠を設け、脱炭素社会構築に貢献するイノベーションの卓越したアイデアと、その迅速かつ着実な社会実装が期待できる確かな実績・実現力を有する者を表彰する。
関連リンクhttps://www.env.go.jp/earth/ondanka/cpttv_funds/outline.html

支援先スタートアップ一覧4


スタートアップJVR Industry設立従業員数備考
ゼファー株式会社環境関連1997/06/1116二次公募 ボトムアップ型分野別技術開発・実証枠 課題名:低圧風力発電機に関する技術開発・実証 技術開発代表事業者:ゼファー株式会社 共同事業者:(株)シルフィード、リコージャパン(株) 概要:RE100、SDGs 及びBCP 等の観点から、事業所へ再生可能エネルギー由来の発電機を設置し自家消費する動きが活発化している。太陽光発電だけでは電力が不足するという課題や変動を受け止めるために蓄電設備の過剰投資が必要という課題がある。本事業では定格出力50kW の風力発電機を開発し、静粛性やコスト低減を追求し社会受容性のある風車を実現することで、CO2 排出削減に貢献する。
株式会社ハイドロネクスト産業・エネルギー2015/12/257二次公募 ボトムアップ型分野別技術開発・実証枠 課題名:地熱・バイオマス資源を活用する低コスト低炭素化水素製造技術開発・実証事業 技術開発代表事業者:清水建設株式会社 共同事業者:エネサイクル(株)、大日機械工業(株)、(株)ハイドロネクスト、(有)市川事務所 概要:従来のバイオマス資源から水素を製造するためのガス化技術は、タールや灰などが排出され、安定運転が困難などの課題があった。本事業では、豊富に存在する地熱エネルギーと炭化・ガス化技術を組み合わせることでCO2 削減効果が高く、低コストな水素を安定して製造出来るシステムを開発して、CO2 排出削減に貢献する。
株式会社UPDATER消費者向けサービス・販売2011/05/2589二次公募 アワード型イノベーション発掘・社会実装加速化枠 応募区分:需要家主導による再生可能エネルギー導入増進に貢献するもの。 受賞者名 :みんな電力株式会社 概要:みんな電力株式会社では、電力トレーサビリティシステム「ENECTION2.0」を開発。ブロックチェーン技術を用いて電力の由来をトレースする「顔の見える電力™️」の仕組みを構築し、発電事業者と需要家の電源の直接取引を可能とした。再エネ電源の環境価値のみならず、その由来や生産者を価値化することで、再エネの市場形成に大きく寄与してきた。今後は、個人需要家の更なる再エネ利用促進に繋がるビジネスモデルへと改良しつつ、小売事業者が利用できるSaaS 型プラットフォームへ拡張することで、新規再エネ電源開発の加速を目指す。
株式会社マリンエナジー環境関連2018/06/261二次公募 ボトムアップ型分野別技術開発・実証枠 課題名:インテリジェント吸波式波力発電による地域経済循環ビジネスモデル実証事業 技術開発代表事業者:株式会社マリンエナジー 共同事業者:(国大)東京大学先端科学技術研究センター、足利大学、(国研)海上・港湾・航空技術研究所、(一社)ブローホール波力発電機構、(公財)釜石・大槌地域産業育成センター 概要:再生可能エネルギーの普及拡大はCO2排出削減に貢献できるが、地域企業が主体的に経済活動として取り組んだ好循環の誘発は難しく、重要な課題となっている。本事業では、地域が主体的に関わり、防波堤を活用した運転範囲の広い、長期信頼性の高い波力発電システムを開発することで、高効率で低コストな地域利用を実現し、製造・施工、発電、漁業利活用を意識した地域主導経済循環モデルを目指す。