Makers Boot Camp はDarma Tech Labsと京都試作ネットと京都高度技術研究所 (ASTEM) との提携・協業により運営されています。
Darma Tech Labsは「Makers Boot Camp」として、海外ハードウェアスタートアップの試作支援をおこなっており、国内外の広報活動と試作ネットとの窓口となり国内・海外のスタートアップと量産化設計の調整を行います。
京都試作ネットは京都のモノ作り企業が集結して2001年に設立された試作品開発を行なうネットワークで、現在では100社を越えるメンバー企業によって運営されています。「開発者に期待を超える試作品をどこよりも速く提供する」「試作発注者の手間を省く」この2つをモットーに電子機器製作からデジタル回路設計、CAD、樹脂加工までモノ作りに関するあらゆるソリューションを10年以上に渡って提供しています。
京都高度技術研究所 (ASTEM) は京都市が所有する工場である 京都市創業支援工場 (VIF) の提供を通じてプログラム参加者の支援を行います。プログラム参加者は必要に応じて VIF を生産拠点またはオフィススペースとして利用することができます。
このような京都が持つ強みを組み合わせることで、Makers Boot Camp はオール京都での支援体制を構築しています。
資金調達に成功した企業の多くが、量産化に苦労しており、プロトタイプから量産化の間にある「量産化設計」は「ハードウェアスタートアップの”死の谷”」と言われています。世界最大手のクラウドファンディングサイト「KickStarter」では、資金調達に成功した企業の約9%しか納期通りに製品が出せないことが報告されています。
参照:http://www.cnbc.com/2015/12/10/9-percent-kickstarter-projects-fail-to-deliver.html
優れたアイディアや技術を持つ国内外のスタートアップのモノづくりをサポートするために、京都が有する試作のネットワーク(京都試作ネット)を活用して、ハードウェアスタートアップの試作(特に量産化設計/量産化試作)を支援するプログラム「Makers Boot Camp」は立ち上げられました。
IT関連, バイオ・医療・ヘルスケア, クリーンテック, 製品(製造業)
Makers Boot Camp は世界でも類を見ない「量産化を見据えたモノ作り」を支援するアクセラレーション・プログラムです。
Makers Boot Campの支援には3つの柱があります。
□京都試作ネットによる試作品作成
機械・金属・樹脂・ゴム・システム・基板などの試作加工に特化したソリューションを提供できる、ものづくり中小企業100社以上からなる「京都試作ネット」は、スタートアップの経験不足からくる問題を指摘し、最適な試作品作成と量産化設計を行えるという競合他社では得ることのできないサービスを提供します。Makers Boot Campが窓口になり、国内、海外スタートアップの試作品の作成と量産化設計を担当します。
□プロジェクトマネージメント
国内外のハードウェアスタートアップと個別のコンサルテーションの設定をおこないます。スタートアップのステージに合わせて、外部機関との調整を取りながらプロジェクトマネージメントをおこなっていきます。また既に海外9社のハードウェア支援する企業との連携体制が構築できており、バイリンガルで対応できるメンバーを揃えています。またこの連携企業の中には、コスト面で競争力の強い台湾や中国も含まれており、大量生産のための量産化設計を日本で行い、その後、アジアの工場に発注をかけるというビジネスモデルを作り上げていきます。「Made by Japan」を前面に打ち出しています。
□Monozukuri Hub Meetupの開催
スタートアップや大企業や投資家などが情報交換できるイベント「Monozukuri Hub Meetup」を京都市と共に運営し、大学、大企業、モノづくりエキスパートを巻き込みモノづくりエコシステムを「オール京都」で作り上げています。”京都をハードウェア・ベンチャーの都”として、スタートアップが起業し易い環境とモノづくりのために世界中からスタートアップやメイカーズが集まってくる場のハブとなっています。
Makers Boot Camp は京都高度技術研究所 (ASTEM) と京都試作ネットとの提携・協業により運営されています。
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