フルヤ金属ら4社は共同で、食塩電解用セルとその電極に用いられる希少金属のリサイクル実証を開始する。同実証を通じて、クロールアルカリ業界で金属リサイクルのエコシステムを構築する。

配信メディア

食塩電解用セルと電極の希少金属をリサイクル実証

茨城県は土浦市に、世界シェア9割を誇る有機ELディスプレー材料を製造している工場がある。フルヤ金属の土浦工場だ。決して大きな企業ではない。何せ、年商200億円だ。なぜそんな企業が世界を席巻しているのか。今回、ダイヤモンド編集部は秘密を握る工場への“潜入”に成功。日本の素材メーカーの強みに迫った。

NewsPicks Content Curator

化学品製造業 製品開発

製造業 Marketing Manager

会社員

村田製作所 商品企画・マーケティング

営業統括本部 フィールドサポート

世界シェア9割「有機EL材料工場」で見た日本のスーパー技術【工場潜入動画付き】

旭化成とフルヤ金属など４社は２３日、食塩電解用の電極に使用されるレアメタル（希少金属）のリサイクルに関する実証を始めたと発表した。使用済みのチタンやニッケル電極に残存しているイリジウムやルテニウムを回収し、原材料に再び使用する。リサイクルシステムを簡素化したことで短期間で効率的な回収につなげる。クロールアルカリ業界全体でレアメタルを回収する取り組みを順次グローバルで始める。 旭化成は、食塩水...

価格高騰・調達困難…「レアメタル」再生効率化へ、旭化成など4社が挑む実証の中身

フルヤ金属は酸性とアルカリ性のいずれのガスも除去できる新しい環境触媒を開発した。

新しい環境触媒　6種の悪臭ガスを除去可能

市場で圧倒的なシェアを確立した後も、次世代技術を見据え開発の手綱を緩めない－。経済産業省が実施する「グローバルニッチトップ企業100選」からは、さらに進化を遂げる企業の姿が垣間見える。2014年に続く二度目の選定となったフルヤ金属はそんな姿を象徴する1社である。 有機EL一次材料で世界首位 スマートフォン用の電子部品製造に使用するイリジウム製の結晶製造容器（るつぼ）や大容量ハードディスク（H...

株式会社フルヤ金属

企業概要