企業情報
JVR Industry
半導体/その他電子部品・製品
代表者名
設立
2011/08
総調達額
194,000千円
事業内容

コミュニケーションAI及びロボットの開発。 あらゆるデバイスをAIコミュニケーション化できるソフトウエア「MulCoSys(マルコシス)」の提供。 クラウドか…


小型ロボット『ロボコット』、商店街とショッピングセンターで実証実験を実施 2015年4月発売予定


プレスリリース
カテゴリ【製品・サービス】
2015/02/24 21:55


タケロボ株式会社(所在地:東京都港区、以下 タケロボ社)は、2015年4月に発売予定の集客や情報提供などが可能な小型ロボット『ロボコット(※1)』の試作機を、商店街(下北沢、武蔵小山、鹿島田)とショッピングセンター(イオンレイクタウン)の各種店舗に設置し、有用性の確認を行いました。

『ロボコット』の紹介ページ:http://www.takerobo.co.jp/robocotr.html

1.『ロボコット』の概要
 タケロボ社は2013年3月より人型ロボット「サッチャン(※2)」を提供し、これまで約2年に亘り様々な施設、店舗、イベントなどへ導入、自律稼働をさせております。そうしたなかで、利用者の方々から各種ニーズを頂き、そのニーズを取込み開発したものが、小型ロボット『ロボコット』です。『ロボコット』の特徴や仕様は、次のとおりです。

特徴
・「サッチャン」で培った高い集客力や利用者満足をそのまま踏襲
・お手頃な価格(※3)とコンパクトなサイズにより、容易に導入が可能
・多種多様な、顔、表情、駆動、画面構成とフレーム、コンテンツ、などを用意し、且つそれらをライブラリ化することで、お客様の要望に応じたロボットを迅速に提供(イージーオーダー型のロボット)
・お客様独自コンテンツは、お客様自身でも簡単に追加や変更が可能
・筐体はぬいぐるみを採用しており、外装についても、お客様から相談が可能
・「サッチャン」同様、マルチリンガルにつき、外国人対応に最適

仕様(注1)
主要スペック
サイズ:25cm(高)×24cm(幅)×13cm(奥行)
画面 :8インチ(タッチパネル)
駆動部:両腕
その他:Wi-Fi、USBポート、スピーカー、カメラ、マイク、プリンタ など(一部オプションあり)

主要機能
・両腕の駆動
・音声(発生・他言語)
・簡易セットアップ機能
・画面表示(+タッチパネル)
・アプリケーション稼働(Windowsアプリ、Flashアプリ など)

(注1) 試作機をベースとした仕様です。正式版は、サイズ、外観、色など変更する場合があります。
(※2)「サッチャン」の紹介ページ
http://www.takerobo.co.jp/sacchans.html
(※3) 各種コンテンツやお客様独自コンテンツの搭載などセットアップ含め、買取り、レンタルの2つの提供価格を設定予定。
買取りの場合:¥100,000/一括(税別)、レンタルの場合:¥5,000/月額(税別)

2.『ロボコット』を設置した商店街・ショッピングセンターの店舗
 次の商店街、ショッピングセンターの店舗(店頭と店内)に設置し、有用性を確認するための実証実験を行いました。 (順不同、敬称略)

商店街
・下北沢(東京都世田谷区) きくや文具店
・武蔵小山(東京都目黒区) イエトミ(文具店)、オリンピックスポーツ
・鹿島田(神奈川県川崎市) 鹿島田ベーカリー、マイプレジャー(雑貨店)、カ メラのブンヤ

ショッピングセンター
・イオンレイクタウン(埼玉県越谷市) 湘南カレー

3.『ロボコット』が提供したサービスの概要と利用法
前項に設置の『ロボコット』が提供したサービスや利用法は、次のとおりです。
・呼込み
・店舗、商店街、イベントの案内や各種情報提供
・おすすめ商品の宣伝や紹介
・複数ロボコットが連携したスタンプラリーと共通クーポンの発行
・写真撮影と写真出力(店舗名・商店街名・イベント名をフレームに入れて出力)
・各種エンターテイメントの提供(占い、会話、ゲーム、絵本、など)
・英語による各種案内や説明

4.『ロボコット』利用の効果
 『ロボコット』を設置した店舗関係者や商店街関係者の方々からは、集客やお客様満足度の向上などに関する部分で、好評価が多い傾向にありました。当該評価に関する具体的な声は以下のとおりです。また、今回の実証実験で『ロボコット』を気に入っていただいた店舗様から、既に正式版の予約(当面の試作機自体の継続利用)も入っております。

集客関連
・通常よりも集客ができ、それに伴い売上も向上した
・店頭での呼込みを嫌がる店員が多いので、『ロボコット』が代替してくれて助かった
・店員が呼込みするよりも効果があった
・お客様が自ら『ロボコット』に寄ってきて楽しむので、店員がお客様にアプローチし易くなった
・店頭が賑わうことで、更なる集客もあった
・異業種間店舗に設置された『ロボコット』で共通クーポンを発行させることにより、これまでに来店しなかった客層を呼び込めた(異業種間店舗で客が巡回した)

お客様満足関連
・待ち時間を『ロボコット』で遊ぶことにより、楽しく過ごすことができた
・親子、家族、仲間同士で、一緒に楽しむことができた
・欲しい情報を解りやすく説明して貰えた
・外国人にも楽しんで貰えた(英語による説明など)
・お客様満足の向上により、リピート客に繋がることも想定される

その他
・クレームが減った(お客様が楽しんだり、店内の雰囲気が良くなったりした影響と想定)
・『ロボコット』を複数設置しスタンプラリーをすることにより、商店街全体が盛り上がることから、今後、商店街のイベントなどでの利用を検討したい

5.今後の予定
 今回の実証実験により、集客やお客様満足の向上などで、高い有用性を確認できたことから、4月の正式販売に向け準備を進めるとともに、『ロボコット』に搭載する各種コンテンツの充実を図り、『ロボコット』の利用価値を高めてまいります。今回の実証実験に続き、他業態の各種店舗などでも実証実験が計画されており、ロボコットの幅広い利用方法の検討も、併行して実施していく予定です。